2012年3月15日木曜日

峠の茶屋跡(伊賀街道長野峠)
















旧長野トンネル(昭和のトンネル)の美里側出口より、
経ケ峰林道を1kmほど登ったところに、江戸時代の伊賀街道長野峠があります。
トンネルの無かった時代、人々は山の嶺を越えて伊勢と伊賀を行き来していました。

その江戸時代の長野峠(伊勢と伊賀の境界)から
伊賀方向に100mほど降りたところに、昔の「峠の茶屋」の跡があります。
この峠の茶屋は、旧大山田村の史料によれば「三軒茶屋」と呼ばれていたそうです。
















現地には今も石垣が残っており、街道の南側が、3段の平地に区分されていたのが判ります。
この3区画に一軒ずつ茶屋があったとすると、街道に面して3軒の茶屋が並び、
謂われ(いわれ)のとおり「三軒茶屋」だったのではないでしょうか。
















3段の一番下の段には石灯篭の基部らしきものが残っています。