2011年8月27日土曜日

桂畑地蔵踊りが行われました




















8月24日、美里町桂畑の洞雲寺境内で、
桂畑地蔵踊り(市無形民俗文化財)が行われました。
この日は、午後から断続的に雨が降っていましたが、
踊りの始まる時刻には雨もあがり、伝統の踊りが披露されました。




















桂畑地蔵踊りは、かんこ踊りの形態ですが、
地蔵盆にあたる8月24日に、洞雲寺の子安地蔵に奉納されることから
「地蔵踊り」と呼ばれています。
同集落で江戸時代から250年以上続くと伝えられていますが、
その昔、洞雲寺が焼失したときに記録もすべて焼けてしまい、
正確な年代は不明となっています。
同集落では「里の家が三軒になっても、踊りを続けよ」との言い伝えがあり、
就職や進学などで家を離れた若者も、地蔵踊りの日には帰省してきて踊りに参加し、
また結婚して町外に住む女性も、家族と一緒に里帰りして
踊りを見に行く風習が続いています。

夜空の下で、シデ(竹の飾り)がくるくると回る様は、とても幻想的で、
こちらの踊りを撮影しようと、毎年アマチュアカメラマンも多数訪れます。